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NCネットワークがジャパンバイオデザイン協会と連携 中小製造業の医療機器業界参入を支援

2017年07月18日
プレスリリース

会員企業約1万8000社と国内最大級の受発注サイトを運営する株式会社NCネットワーク(本社:東京都台東区、代表取締役:内原康雄)は、一般社団法人ジャパンバイオデザイン協会 (日本メドテックイノベーション協会から名称変更、本社:東京都千代田区 、代表理事: 出江紳一)と連携し、中小製造業の医療機器業界への参入、事業化を支援いたします。

第一弾の取り組みとしては、8月31日に医療機器開発手法であるバイオデザインの概要及び新規事業立ち上げの実例を学ぶセミナーを一般社団法人ジャパンバイオデザイン協会と共催し、医療業界の情報収集の場を提供します。また、将来的には大学・医師ら医療関係者が求める技術シーズに対し、NCネットワークがコーディネーター役となって会員企業の技術選定を行い、試作品・開発品を提供していくことを目標としています。上記、取組により大学・医師が医療技術を生み出す際の製造業各社の選定幅拡大を通じて、医療技術の進歩に貢献してまいります。

8月31日開催のセミナーは午後2時30分~7時30分に、東京・大手町のFUKURACIA東京ステーションで開催します。「ものづくりVsコトづくり(医療機器とイノベーション)」というテーマでテルモ株式会社の中尾浩治元会長が講演した後、大阪大学大学院医学系研究科バイオデザイン学共同研究講座の八木雅和特任准教授がバイオデザイン概要(イノベーションは学べる)を説明します。また、株式会社ミレニアムパートナーズの秦充洋代表取締役パートナーが事例紹介(医療機器産業に新規参入する際に考えるべきこと)を行います。ネットワーキングのための懇親会も予定しています。定員40人。参加費用は1人5万円。申し込み・問い合わせはNCネットワーク経営企画室(電話03-5822-1480、メール pr@nc-net.or.jp )へ。

バイオデザインは2001年に米スタンフォード大学で、医療機器イノベーションをけん引する人材育成プログラムとして始まり、インド、シンガポール、アイルランド、英国などに拡大。これまでにM&A(企業の合併・買収)7社を含め41社が起業し、特許件数400件、投資額3億6300万ドル(約400億円)、新しい医療機器で治療を受けた患者約50万人(2016年1月時点)の成果を生み出しています。日本ではジャパン・バイオデザイン・プログラムとして大阪大、東北大、東京大が連携し、日本医療機器産業連合会(医機連)などの協力を得ながら推進しています。

多くの先進国では年々、高齢化社会が進展し、高度で安全な医療技術が求められています。こうした中、医療業界は日本だけでなく世界において拡大傾向にあり、高い技術力を誇る日本にとって、成長分野といえます。しかし、情報が不足している中小製造業にとって、医師や大学などの医療従事者との接点は少なく、参入が難しい業界であるのが現状です。NCネットワークはジャパンバイオデザイン協会と連携することで、中小製造業に医療機器業界への参入機会を提供し、今後より一層、わが国製造業の発展に貢献してまいります。

以上

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