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中小製造業向け情報発信を行う株式会社エヌシーネットワーク（以下ＮＣネットワーク、本社：東京都千代田区、代表取締役社長： 内原康雄）は、富士通株式会社 購買本部（以下富士通購買本部）と加工品調達業務において提携しました。
ＮＣネットワークは、中小製造業１万社が登録する、日本最大級の製造業ビジネスコミュニティを運営しています。条件に合った発注先を検索するための「ＥＭＩＤＡＳ工場検索エンジン」（注）は月間１０万回以上の利用があり、インターネット受発注を活発化させています。また、受発注を仲介する「ＮＣネットワーク加工事業部」（以下「加工事業部」）では、加工品の発注から納品に至るまで、ＮＣネットワークが品質保証および、与信、決済などを行い、効率的な加工品調達に貢献しております。
富士通購買本部は、年間約500億円の板金加工、成形加工、機械加工、金型、治工具、試作品などの加工品を購入しており、発注先企業の開拓と購買の効率化を目指しています。
今回の提携により、ＮＣネットワークは、エミダス会員企業１万社に対して、検索エンジンを利用した受注機会を増大させ、同時に「加工事業部」の業務拡大を図ることができます。一方、富士通購買本部は、ＮＣネットワークのエミダス会員企業１万社の中から、条件に合った発注先を効率的に選択することができ、また「加工事業部」を利用することで、調達にかかる時間と工数を削減できます。
なお、「加工事業部」は富士通が提供する資材ネット調達サービス「ProcureMART（プロキュアマート）」のサービスに加わります。「ProcureMART」は、富士通の提供する資材ネット調達サービスとして、平成12年6月より国内および、アジアを中心とした海外においてサービスが開始され、平成13年3月現在、約3,000社の企業に利用されています。
【富士通購買本部との提携によるＮＣネットワークの利点】
１．エミダス会員企業１万社の受注機会の増大
富士通購買本部が「ＥＭＩＤＡＳ工場検索エンジン」を利用することで、ＮＣネットワークのエミダス会員企業１万社にとって、多くの新規取引が生まれます。エミダス会員は、最適なサプライヤーとして選ばれるために自社の得意分野の技術を磨くと同時に、インターネットを通じて得意分野をいかに見せるかの営業力が必要となります。１万社の中で切磋琢磨された得意分野の技術力と営業力は、今後グローバル市場で戦う日本の中小製造業にとって大きな武器になります。
２．「加工事業部」の業務拡大
富士通の「ProcureMART」に参加することで、「加工事業部」の顧客が増加し、業務拡大につながります。「加工事業部」は、１万社のサプライヤーデータベースとインターネットを利用した効率的な見積システムを使って、購買部の調達代行業務を行っています。