日本と中国の挑戦する製造業の掛け橋、「NCネットワークチャイナ」が誕生 ~日本の中小製造業に新たなビジネスチャンスを創出~
中小中堅製造業のeマーケットプレイスを運営する株式会社エヌシーネットワーク(本社:東京都千代田区、代表取締役社長内原康雄)、株式会社メタルワン(三菱商事・日商岩井の鉄鋼製品事業統合会社 本社:東京都港区、代表取締役社長兼COO:水谷正史)、三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐々木幹夫)の3社は、本年4月、中国最大のWebサイトを運営する国営通信社「新華社」グループの「チャイナドットコム」社と提携して、中国上海に新会社「上海恩系信息咨洵有限公司(NCネットワークチャイナ)」を設立、8月20日より中国の製造業と日本の製造業の協業を支援する会員制Webサイトの運営を開始します。
既に12,000社を超える日本の中小製造業が登録し、日本最大級の中小製造業ビジネスコミュニティとして活性化しているNCネットワーク(日本のWebサイト)と、NCネットワークチャイナ(中国のWebサイト)を連動させることにより、中国への工場進出、協力工場の開拓、中国での売り先発掘など、日本の中小製造業と中国の中小製造業との協業を支援します。
本サイトを活用することで、日本の中小製造業は、パートナーの発掘や中国の大手メーカーへの売り込みチャンスを獲得することができます。また、中国の中小製造業は、日本の中小製造業との協業により日中双方のビジネスチャンスを拡大し、協力体制の構築を図ることができます。更に、日本の大手メーカーにとっては、日系を含む中国の有力な協力工場を発掘する有効なツールとなります。
エヌシーネットワークは家電、OA、自動車、機械などの部品を製造している中小製造業が12,000社以上参加するeマーケットプレイスを運営しており、新規協力工場を探し出す工場検索エンジンや、受発注情報を掲載する掲示板が活発に使われています。インターネットという道具を使うことで、エヌシーネットワークは、系列や地域を飛び越えた多くの新しい企業間連携を作ってきました。
NCネットワーク(日本のWebサイト)に登録する中小製造業者は、顧客である大手メーカーの中国への生産移転の影響を著しく受けています。しかしながら、危機をチャンスと考え、世界の工場として拡大する中国を、新しい市場、あるいは競争力のあるビジネスパートナーとして捉え、前向きに中国企業と取り組む意欲を持った多くの会員企業が登録しています。
例えば、NCネットワーク(日本のWebサイト)に登録する会員企業のうち、およそ200社が既に中国に工場を持っており、多くの会員企業は、工場進出を検討中です。前向きに中国と関わりたいと考えている意欲のある中小中堅製造業にとって、NCネットワークチャイナの仕組みは、彼らを支援する強力なプラットフォームになります。
メタルワンは、この取り組みにより、中国国内におけるビジネスチャンスの拡大を図り、中国における鉄鋼製品事業のより一層の展開を図る狙いを持っています。また、三菱商事は、本サイトを中国における企業情報のプラットフォームとして活用していくことを考えています。
メタルワンと三菱商事は、それぞれが持つ中国国内の拠点や関連会社の顧客に対して、NCネットワークチャイナの利用を促進していきます。中国新華社通信グループの「チャイナドットコム」社は、プロモーションパートナー企業として、24万社の企業会員を対象に、NCネットワークチャイナ(中国のWebサイト)の市場開拓を支援していきます。
今後ともエヌシーネットワークでは、高い技術力を持つ日本の中小製造業と、低コストで量産に強いアジアの中小製造業など、さまざまな特性を持つ製造業を集め、世界に通用するネットワークの発展に向けて挑戦します。
NCネットワークチャイナWebサイトURL
http://www.ncnc.china. com/