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NCネットワーク、金融機関向け リレーションシップバンキング支援プログラム提供開始へ ~中小企業へのビジネスマッチングの仕組みをOEM提供~

2003年12月01日
プレスリリース

 株式会社エヌシーネットワーク(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内原康雄)は、金融機関がリレーションシップバンキング強化をする際に、必要な施策を支援するプログラムを提供することを発表します。

今回提供するリレーションシップバンキング支援プログラム「エミダスOEMプログラム」は、主に3つの支援プログラムから構成されます。

1つ目は、金融機関が中小製造業の技術と事業を評価するための「目利き」をサポートするプログラムです。NCネットワークが製造業企業に対しておこなってきた「目利き」の経験を活かし、工場を代行訪問して技術評価レポートするアウトソーシングサービスです。

同時に、製造分野の知識が無くても工場訪問した情報をWEBに蓄積していくことで製造業の総合評価を行える「目利き」をサポートするシステムをASPとして提供します。今まで金融機関が製造業を評価する際は、財務諸表からしか評価出来ませんでしたが、このシステムにより技術評価・事業評価も行うことができます。

2つ目は、ネット上で発注者(バイヤー)から発注案件を集めて、地元企業へ提供するビジネスマッチングの仕組みです。これはNCネットワークが5年間、2000社の発注者から仕事を集め、NCネットワークの会員(エミダス会員)へ提供していた仕組みをそのまま、金融機関へOEM提供します。

3つ目は、ネット上で特定分野に於ける得意分野の情報(技術シーズ)を集めて、発注者(バイヤー)へ情報を提供する産業クラスターをサポートする仕組みです。これは金融庁が進める産業クラスターサポート金融会議を地元金融機関が運営する際に必要になる情報の受け皿になります。

エミダスOEMプログラムを導入することにより、金融機関が地元中小企業をネットワーク化する際に必要な発注者(バイヤー)からの発注案件を直接集める事無く提供することが可能になり、さらに地元中小企業の持つ技術シーズを発注者(バイヤー)に直接届けることも可能になります。

今回、提供するエミダスOEMプログラムは、ハブ・ジャパン構想(※)に準じ、国内の強力な技術力を広く発注者(バイヤー)に提供することを目標にしており、金融機関との連携によりそれを加速したいと考えています。

NCネットワークは、今後も、国内調達の最適化を推進するためにハブ・ジャパン構想を推進し、国内外から発注案件を集め、中小企業とのビジネスマッチングを支援し、強いては日本の産業支援をしていく所存であります。

■ ハブ・ジャパン構想について
//www.nc-net.or.jp/service/consulting/
「ハブ・ジャパン構想」は、ネットによる国内の調達最適化を推進する構想で、国内最大の製造業受発注支援サイトを運営するNCネットワークが中心となって推進しています。eマーケットプレイス同士の相互連携により国内のネット調達の最適化を進め、将来的には広く海外からも受注を取ってくる仕組みになる予定です。現在、国内9社のeマーケットプレイスが参加を表明しております。
(以下、参加表明eマーケットプレイス:アソボ(e-work)、プリントプレス、アパレルウェブ、日本工業新聞社(産業店)、インフォマート、トラボックス、ベンチャー・リンク、マイクロソフト、NCネットワーク)

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