日本発の民間月面探査チーム「HAKUTO」のサポーティングカンパニーに NCネットワーク、特殊軽量化ネジなどの部品加工メーカーネットを提供
株式会社NCネットワーク(本社:東京都台東区、代表取締役:内原康雄)は4月5日、株式会社ispace (本社: 東京都港区、代表取締役: 袴田武史)が運営する日本発の民間月面探査チーム「HAKUTO 」のサポーティングカンパニー契約を締結しました。HAKUTOは2017年12月に予定されている世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE(グーグル・ルナ・エックスプライズ)」に挑戦します。NCネットワークは約1万8,000社の日本の中小製造業を会員に持つ製造業専門サイトを運営しており、特殊軽量化ネジなどの部品加工メーカーネットワークの提供を通じて、月面探査ロボット(ローバー)の小型・軽量化に貢献してまいります。
Google Lunar XPRIZEは、民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レースで、米グーグルがスポンサーとなり、米XPRIZE財団によって運営されます。ミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信することです。HAKUTOをはじめ、SpaceIL(イスラエル)、Moon Express(米国)、Synergy Moon(インターナショナル)、TeamIndus(インド)の5チームがレースの最終フェーズに参加しています。HAKUTOはオフィシャルパートナーのau/KDDI株式会社、プロジェクトを支援するコーポレートパートナー6社、技術やノウハウを提供するサポーティングカンパニー27社(2017年4月5日現在)と、日本企業の技術を結集してミッション達成を目指しており、その中でNCネットワークは日本のモノづくり中小製造業の底力を示す存在となります。
NCネットワークは、これまでも中小製造業のネットワークを駆使して、次世代自動車などの大手メーカーの開発・調達支援を行ってまいりました。その経験と実績を生かし、HAKUTOが開発中のローバーに対して、日本が誇る中小製造業の技術を用いて部品供給することにより、一層の小型・軽量化に貢献してまいります。
ローバーを乗せるロケットの打ち上げには膨大な費用が発生しますが、重量をいかに軽くするかが重要になってきます。1キログラム変わるだけで億単位のコストが変化すると言われます。NCネットワークの部品加工ネットワークは、HAKUTOのプロジェクト費用削減にも貢献することと考えております。また、今後加速していく民間宇宙開発に、わが国の優れた中小製造業の技術が活用されていく流れをつくる意味でも、今回のHAKUTOの挑戦への部品供給は意義深いと考えております。
HAKUTOについて (http://team-hakuto.jp/)
HAKUTOは、株式会社ispaceが運営する、日本で唯一Google Lunar XPRIZEに参加するチームです。ベンチャー、大学、そしてプロボノと、様々なバックグラウンドをもった人材が集まり、それぞれの特技を生かし合ってローバーの開発を行っています。2015年1月には、月面ミッションを達成できる能力のローバーを開発したその技術力が評価され、Google Lunar XPRIZE中間賞のモビリティ部門を受賞しています。
Google Lunar XPRIZEについて (http://lunar.xprize.org/)
Googleがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レースです。本レースは、民間宇宙開発を加速させ、宇宙産業の拡大、市場への投資を促進し、中長期的に繰り返し月面にロボットを送り込めるビジネスの育成をすることを目的として開催されています。ミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。1位のチームには賞金2,000万ドル、2位のチームには賞金500万ドルが与えられます。現在、世界各国から16チームが参加しています。
以上
お問い合わせ先
株式会社NCネットワーク 経営企画室: 金澤 / 石川
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