FBC上海2017ものづくり商談会 開催レポート 世界トップ500企業と提携し、延べ来場者31,568人、3,201万元を超えるビジネスチャンスが生まれました。
2017年9月21日-23日の3日間にわたり、国家会展中心(上海)にて、「FBC上海2017ものづくり商談会」を開催いたしました。今回で20回目となった本商談会は、日本各地の有力銀行および自治体など31団体に共催いただき、そして16社の企業・団体に後援いただきました。502ブース、462社の企業に出展いただき、延べ来場者数は31,568人となりました。(※2号館全体775社、923コマ)
「CIAPE2017 中国国際自動車部品交易会」、「中国(上海)国際調達大会」との同時開催
今回は昨年と同様に国家商務部主催の「CIAPE2017」に加え、同じく国家商務部主催の「国際調達大会」と同時開催いたしました。会場となった国家会展中心には、FBCの出展企業の他にも、ドイツをはじめとする欧州などの海外企業や中国ローカル企業、総勢1,000社強の大手企業がブースを構え、今まで以上に国際色豊かで、内容の多様なビジネスマッチングイベントとなりました。
今年はMITSUBISHI、京セラ、NACHI、AMADA、NIDECなど日本の製造業を代表する大手企業が出展し、最新の製品設備を展示しました。自動化生産ラインやスマート産業ロボットも展示され、来場者に生産現場の流れや日本の自動化生産用の先進的な設備と管理システムをブースで再現しました。製造業企業が多数集まっている京都府は6社の製造業企業でスマート製造連盟を作り、セミナーを開いて日本のスマート生産の中核技術と今後の展望を紹介しました。ほかにも各企業の様々な先進的設備とその独特な展示方式は、多くの来場者の目をひきつけました。
100社あまりの世界トップ500企業が参加 「バイヤーマッチング会」と特別セミナー
今回は中国(上海)国際調達大会と提携して、トヨタ、Bosch、ABBなどの世界トップ500企業にバイヤーとして出展企業と商談していただきました。そして、今年一層事前マッチングのサポートを強化し、去年から提携している中国銀行の上海支行からのご支援により、SIEMENS、Haierなど大手グローバル企業から技術調達ニーズを集め、会場にてFBC出展企業との商談をセッティングすることができました。会期中、上海市中小企業発展服務中心、上海市金型技術協会、上海出口商品企業協会の各会員企業とのマッチング商談を行いました。さらに9月23日会場内にて出展企業間交流会を行い、MITSUBISHI、NACHI、ABB、HONEYWELLなど大手企業調達責任者との交流イベントを開催しました。
特設セミナー会場では、『危ない中国企業の見分け方をご紹介!』、『今すぐはじめる製造業のIoT』、『日本電産シンポによる発展の足跡のご紹介』など、様々なセミナーが開催されました。仏山市南海区の代表的な企業である中南機械は、今後の調達ニーズ方針の発表を行ったほか、上海市中小企業発展服務中心とFNAが共同で開催した【2017中国スマート製造の現状と未来の発展方向に関するサミット】は、製造業スマート化転換期ともいえる中で、日中政府関連措置及び企業の具体的な事例などの注目すべき課題を紹介しました。
さらに上海市金型技術協会の高級顧問と天田(中国)有限公司を講師にお招きし、それぞれ日中スマート製造の先進的な事例を紹介するなど、中国製造業の今後の発展の方向性を示すものとなりました。
会期前には新エネルギー自動車工場見学と交流会を実施
FBC開催前の8月・9月には、出展企業からのご要望をいただき、新エネルギー自動車工場の見学イベントを数回開催しました。欧陸汽車、敏恵汽車、南京金龍、南京長安、江蘇神舟車業グループ、西格爾グループ、金石グループなどの生産工場を見学し、工場の担当者と交流することで参加企業に中国内の自動車工場のニーズをより理解いただきました。
今年11月15日-16日には、広東省で『FBC広東2017 ものづくり商談会 in南海』を開催いたします。また、来年2月には、ベトナムハノイで『FBCハノイ2018』を、6月にはタイのバンコクで『Mfairバンコク2018』を開催しますので、各地でのビジネスの可能性を探る一助として、当商談会をご活用いただければ幸いです。
最後になりましたが、今回も商談会を無事に終了することができましたことを、共催者の皆様、支援企業の皆様、並びにご出展企業様、ご来場企業様に心より御礼申し上げます。
以上