現地企業との技術提携や交流を通じてビジネスチャンスを創出 日中のスマート製造分野における共同イノベーションを促進 ――第1回「FBC江蘇2019ものづくり商談会in相城」閉幕
—今回の実績—
出展:約190社
来場:約1,160名
商談件数:約5,535件、金額ベースで600万元を超えるビジネスチャンスを創出
——————-
2019年5月22日、23日の2日間にわたり、株式会社NCネットワークのグループ会社、ファクトリーネットワークチャイナ(FNA)は蘇州市相城区人民政府との共同で「FBC江蘇2019ものづくり商談会in相城及び蘇州(相城)中日スマート製造共同イノベーション区紹介会」を相城区の蘇州在水一方大酒店で開催しました。
マッチングと商談をメインに展開しているFBCものづくり商談会にとって、蘇州初開催となる今回は、日本の有力地方銀行及び自治体12団体にも共催として加わっていただき、在上海日本国総領事館、日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所、日刊工業新聞社などにご後援いただきました。日本企業や在中国の日系企業を中心に、約200社が出展し、約1,000人が来場しました。
初日の開幕式では、在上海日本国総領事館の亀井啓次首席領事、日本貿易振興機構(JETRO)上海事務所の小栗道明所長が登壇して挨拶をし、FNAの兪婕総経理がFBCものづくり商談会の歴史や開催目的などについて説明しました。
蘇州市相城区は、中国における三大経済圏である揚子江デルタの中心に位置し、自動車部品、精密機械、ITなど幅広い産業が集積し、今後ますますの発展が見込まれています。今回は、蘇州最大級の日系ものづくり商談会として、中国での部品調達、販路拡大を目的とする製造企業を対象に、ファナック、日本電産(Nidec)、アマダ、ミツトヨをはじめとする大手企業との商談の場を提供しました。金属製品、自動車・船舶製品、材料、電子部品、一般機械器具、精密機械、プラスチック・ゴム製品、環境・省エネ関連などさまざまな製品が展示され、来場者から注目を集めていました。
さらに会場では、スマート製造や自動化をテーマにしたセミナーも開かれました。「FANUCの知能化と最新の知能化技術」「スマート物流における日本電産の提案」「ミツトヨが提案する自動化ソリューション」といったテーマに加え、株式会社タイヨーアクリスが「中国で始めるスマート工場」、天田(中国)有限公司が「中国スマート製造の現状と発展状況」と題して講演をしました。
23日午後には、地元企業のものづくりへの理解を深めるために工場見学会を実施し、出展企業約50社が、蘇州相城経済技術開発区の代表企業である美的集団と蘇州易徳龍科技股份有限公司を見学しました。出展企業が相城区における製造業の現状や市場ニーズをつかむとともに、企業同士の交流の場にもなりました。
最後になりますが、記念すべき第1回「FBC江蘇2019ものづくり商談会in相城」が無事に開催できましたことを、共催・後援いただいた皆様並びに出展企業様、来場企業様に心より御礼申し上げます。2019年は「第22回FBC上海2019ものづくり商談会」「第8回FBC広東2019ものづくり商談会in南海」も開催いたしますので、引き続きご協力・ご支援のほどよろしくお願いいたします。