NCネットワーク、 新型コロナウイルスが中小製造業にもたらす影響を調査 ~中小製造業4-6月受注、「減少」が72% 取引先の多様化が課題に~
製造業の会員企業約1万7,000社と国内最大級の受発注サイト「エミダス」を運営する株式会社NCネットワーク(本社:東京都台東区、代表取締役社長:内原康雄、以下NCネットワーク)は、「エミダス」会員企業の経営者を対象に、アンケートを実施しました。
アンケートは2020年6月19日(金)~28日(日)にWEBで実施。309件回答を得ました。
「エミダス」会員は主に金属や樹脂を中心とした機械加工・金型・プレス・成型などの部品加工業で、85%は従業員100名以下の中小企業です。「工場の稼働状況」、「直近の受注及び予測」において低調であることが明らかになり、新型コロナウイルスの影響を大きく受けていると考えられます。不調な業界は自動車、工作機械を挙げる企業が圧倒的多数であり、今後も長期的な影響を受ける可能性が十分あります。一方で好調な業界は医療・半導体・食品機械となり、今後の企業の生き残りや成長において、好調な業界への参入や取引先の多様化・分散が課題と考えられます。
NCネットワークは新型コロナウイルスの影響を受ける中小製造業の課題解決ため、「エミダス」を使った情報発信を積極的に行い、国内外の取引の拡大や取引先の多様化に寄与します。また、不況に関係なく根強い課題である「教育」「省人化・効率化」など様々な課題を解決していくためにも、「エミダス」会員企業の経営者に対し、四半期ごとにアンケートを実施し、情報を公開してまいります。
【アンケート概要】
主体:株式会社NCネットワーク
期間:2020年6月19日~28日 WEBによる調査
対象者:エミダス会員企業の経営者
回答件数:309件
【調査結果】
Q1、工場の稼働状況
「比較的余裕がある」、「かなり余裕がある」が79%を占めた。また、約20%と少数となった「比較的混んでいる」「かなり混んでいる」と回答した企業は好調業界である医療・半導体をメインにしている企業が目立った。
Q2、直近の受注及び予測
「現状から推測できる2~3カ月先の受注予測」は、減少傾向を見込んでいる企業が過半数を占め、全業界において先行の不透明感が強い結果となった。また、受注状況が好調な企業は予測も好調と見込んでおり、好不調が大きく二極化している。
Q3、景況感(複数回答)※上位3位
医療・半導体が群を抜いて好調。半導体産業は好不調の波が大きいが、医療業界については今後もさらに期待できる業界の筆頭である可能性は高い。
自動車業界を不調と答える企業は全体の75%、工作機械も約半数が不調と回答。回答企業の多くがこれら産業を主力取引先としており、特定業界依存型の商流の多様化が課題であることがわかる。
Q4、解決したい課題(複数回答)※上位3位
「付加価値を認めてくれる取引先の開拓」が群を抜いて多いことから、取引先1社依存のリスク回避の意識が高まっていることがわかる。また、中小製造業にとって「教育」「省人化・効率化」は好不況関係なく、根強い課題である。
【アンケート回答者属性】
<従業員規模>
<業種>(複数回答)
<NCネットワークの概要>
会社名 :株式会社NCネットワーク
所在地 :東京都台東区柳橋1丁目4-4 ツイントラスビル8階
代表者 :代表取締役社長 内原康雄
資本金 :370,000,000円
事業内容 :EMIDAS工場検索エンジンなど製造業向け情報サイト運営、及び、
中小製造業のHP・動画制作、展示会等の広報支援、海外進出・
ビジネスマッチング、外国人人材採用など経営支援全般
URL :https://www.nc-net.or.jp/
<お問い合わせ先>
株式会社NCネットワーク 広報・経営企画室: 金澤 石川
E-mail: pr@nc-net.or.jp
携帯:070-3192-6752(石川)
※在宅勤務中のためお問い合わせはメール、お急ぎの場合は携帯までご連絡ください