5月26日に(株)山崎技研様&(株)トミナガ様の工場見学会を開催しました
5月26日、高知県香美市の株式会社山崎技研様と高知県高知市の株式会社トミナガ様の工場見学会を開催いたしました。
最初は株式会社山崎技研様へ訪問いたしました。
冒頭に森尾社長より山崎技研様の成り立ちをお話いただきました。
原動付き自転車「ブルーバード」の開発から始まり工作機械の「フライス盤」の開発に取り組み、現在「人に優しい使い勝手の良い」機械を作り続けています。
見学では開発コンセプトである「人にやさしいインターフェイス」のもと誰でも簡単に使える機械の製造工程をご案内いただきました。
実際に機械を使い加工の体験をさせていただきました。プログラムも簡単に組める仕組みとなっており「汎用性の高い」「優れた機械」を実体験できました。
山崎技研様の設備にはどれもハンドルが付いており、必要に応じてハンドル操作をすることで迅速な加工が行え「作業者が自分の手足のように使える」機械となっておりました。
また、工作機械メーカーの重要な加工工程「きさげ仕上げ」を見学しました。
機械加工で仕上げた工作物の表面を、職人の手作業でより精密に仕上げることをきさげ仕上げといいます。きさげ仕上げにより作られるわずか数ミクロンのくぼみ(凹凸)が油だまりの役割を果たし、機械のすべり運動をより滑らかにすることができます。
大変な労力のいる作業ですが、自動化できない職人技を感じました。
山崎技研様では水産事業も行っており自然の復活への手助け、生命創造への情熱を支えにスタートした事業で現在では親魚の産卵からコントロールし、年間1000万尾以上もの元気な稚魚を育て上げています。
人にも自然にも常に山崎技研様の「やさしさ」を感じました。
次に訪問したトミナガ様では、島田社長より鋳造業界について、トミナガ様の取り組みについてお話を伺いました。鋳物業界としては自動車関係が多いのですが、トミナガ様では産業機械関係や船舶業界、繊維機械業界など自動車以外の製造に取り組まれておりました。
工場見学では社員の方々がご案内をしてくださり、会社一丸となってお客様を思い「鋳物づくり」に取り組んでいる様子がうかがえました。
トミナガ様では木型から加工まで一貫生産をしており、自社で加工専門工場も設置し一貫体制による短納期対応に取り組まれております。
定期的な抜き取り検査や不具合が出た際など画像検査を行うことでデータを持って
しっかりと説明ができることで品質の担保をしており、トミナガ様の誠実さを強く感じることができました。
また、鋳造シミュレーションを駆使することで最適な鋳物づくりができる体制となっておりました。
2社の様々な取り組み、ものづくりへの誠実な思いが伝わる見学会となりました。
NCネットワークでは今後も様々な見学会を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。
↓こちらから募集中の工場見学会をご覧いただけます。