3月24日に碌々産業(株)様・プラスチック加工興和(株)様 工場見学会を開催しました
3月24日、静岡県藤枝市の碌々産業株式会社様と静岡県静岡市のプラスチック加工興和株式会社様の工場見学会を開催いたしました。参加者は15名、1社目は碌々産業様へ訪問しました。
冒頭に先日ニュースダイジェスト社による「ND Marketing Awards大賞」を受賞された海藤社長による高付加価値のモノづくりをしていく重要性、グローバルニッチトップのあり方など熱いスピーチをしていただきました。その後2グループに分かれて見学を行いました。まずshowroomという超精密加工機を用いた作品事例を展示しているギャラリーを見学しました。参加者は一つ一つのショーケースを隈なく見て回り、質問が活発に飛び交いました。次にArea23と言われる工作機械の組み立て場を見学しました。天井に無数の穴が開いており空気を流し込むことで徹底した温度が保たれています。超精密加工において温度管理は極めて重要とのお話を伺いました。最後に、庭に設置されている汎用フライス盤第一号機の前で工作機械の歴史についてお話いただきました。
微細加工機のリーディングカンパニーとして、時計・スマートフォン・半導体業界に向け高品位な微細加工を実現する機械が作られる現場見学会として、とても貴重な機会となりました。
その後、2社目のプラスチック加工興和様に向けバスに乗り、碌々産業様の営業部長にもご同乗いただき、車中にて質疑応答が活発に行われました。
プラスチック加工興和様到着後は土屋社長よりお話伺いました。加工対象をプラスチック一本にしている熱い想いや、何としてでもお客様の要望に応えようとする強い意志を感じ、胸が熱くなりました。加工品が難しければ工作機械の刃物を作り、それが無理なら組立、それでもだめなら工作機械を導入する、お客様第一の本気の姿勢を感じました。その後2グループに分かれ工場見学をしました。第1工場の3階からフライス機、2階は旋盤、1階は検査と階ごとに役割が明確化されていました。第2工場は広めのワンフロア構造で、こちらも検査や切削加工をされていました。検査箇所が二か所有ることからも、とても品質管理に力を入れていることが伺えました。
また会社裏に企業主導型保育事業という新しい枠組みの「なかよしだ保育園」があり、従業員は保育料や食事代を無料で利用でき、働くお母さんを応援する取組が印象的でした。 同日に二社巡る今回の見学会は、各企業の連携を実感し、モノづくりの現場から挑戦のヒントを得る。そんな素晴らしい見学会となりました。
NCネットワークでは今後も様々な見学会を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。